GW中の5月5日には石川県で28.8℃、東京でも27.7℃を記録し夏のような天気でした。気温がまだ高くない季節に急な気温上昇は体にこたえますよね。
これからの暑い季節や高温多湿などの暑熱環境では熱中症の危険が高まり、熱中症の予防や早期対策が重要となります。
最近では、熱中症を防ぐための様々なウェアラブルデバイスが開発され、市場に登場しています。本コラムでは、熱中症対策に有効なウェアラブルデバイスの現状とその利点、活用方法について紹介します。
熱中症対策に有効なウェアラブルデバイスとは
その多くが手首や頭、衣服などに装着する小型のセンサーデバイスで、活動量や心拍数など装着者の生体情報をリアルタイムでモニタリングすることができます。熱中症の危険を早期に察知し、対策を行うのに有効です。
ウェアラブルデバイスの種類や機能は様々ですが、主に以下のような種類があります。
ヘルメット装着タイプ
頭部で脈拍や体温といった生体情報、気温や湿度などの環境情報を計測します。現場でいつもかぶるヘルメットに取りつけるので、つけ忘れを防止できます。
狭い場所で作業する際、取り付けたウェアラブルデバイスがぶつかってしまう可能性があります。
腕時計タイプ
腕に巻くだけで脈拍や体温を計測、誰でも簡単に使用できます。
普段腕時計を身に着けない方にはストレスになったり、つけ忘れてしまう可能性があります。
また、長袖着用時だと画面の確認が手間となります。
衣服取り付けタイプ
専用の衣服(下着)にセンサーを取り付け着用して心拍等を計測、着るだけで簡単に使用できます。
毎日着用するには複数枚必要で、洗濯して清潔に保つ必要があります。
熱中症ウェアラブルデバイスを使う利点
使う利点は3つ。
早期の対応ができる
生体情報や環境情報をリアルタイムでモニタリングすることで、体調不良を検知しアラートするため、熱中症危険度が高まる前に早めの対策を促せます。
一人ひとりに最適な対策ができる
その日の体調や個人差によって熱中症リスクは異なります。個々の危険度を予測するため、個人に合わせた熱中症対策が行えます。
職場改善に繋げられる
クラウドサーバーを利用するタイプの場合、集約したデータを分析することで、個人や現場環境に合わせた予防や職場改善ができます。
活用方法
熱中症ウェアラブルデバイスは、以下のようなシチュエーションで活用できます。
運動
炎天下のサッカーや陸上競技、空調設備の無い体育館でのバレーボールやバスケットボールなどで、夢中になりすぎてしまうと体調変化への配慮が忘れがちになってしまうことがあります。腕時計タイプや衣服取付タイプのデバイスなら運動のじゃまにならず、常に熱中症の危険から見守れます。
屋外作業
夏場の建設現場や道路工事、農作業などの屋外作業では直射日光を浴びるので熱中症の危険度が非常に高くなります。手作業、とくに手元もよごれる作業の場合は、ヘルメットや暑さよけの帽子着用時でも邪魔にならないデバイスが有効です。
高齢者のケア
体温に関する感覚が鈍く喉の渇きも感じにくいため、健康状態を常に見守りより早期の対応が必要です。小型・軽量の腕時計タイプや衣服取り付けタイプなら簡単で生活の邪魔になりません。
まとめ
ウェアラブルデバイスは装着者ごとにモニタリングやデータ分析を行えるので、個々の状況に合わせた熱中症対策が可能です。
5月以降気温が高くなってきますので、いつもの熱中症対策にこれらのデバイスを活用してこれから迎える暑い夏を乗り切りましょう。
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