正しく使い、正しく捨てる。 万が一の発火にも、 被害を広げない社会へ。

01 / CURRENT ISSUE

暮らしを支えるリチウムイオン電池。
その普及とともに、火災も社会課題に。

モバイル機器、EV、産業用機器など、 リチウムイオン電池は私たちの身近な製品へ広く普及しています。
一方で、強い衝撃や高温などをきっかけとした火災も増加しています。

リチウムイオン電池等から出火した火災
1,297

2025年の全国の消防機関による集計。 廃棄されたリチウムイオン電池等を回収中の ゴミ収集車・ごみ処理関連施設での火災は含みません。

601
2022
739
2023
982
2024
1,297
2025
廃棄・回収過程での火災
213

2025年に、廃棄されたリチウムイオン電池等を回収中の ゴミ収集車・ごみ処理関連施設から出火した火災。

ごみ処理関連施設 106件 ゴミ収集車 107件

出典: 総務省 「リチウムイオン電池等から出火した火災の調査結果の公表(令和7年)」

AFTER DISPOSAL

捨てた後にも、
火災リスクは続きます。

リチウムイオン電池が適切に分別されず、 他のごみに混入すると、 収集・処理工程での圧縮や破砕によって 発煙・発火につながる可能性があります。

火災事故等の発生件数
8,543

令和5年度に、廃棄物処理時の リチウムイオン電池に起因すると疑われる 火災事故等として報告された件数。

発煙・発火を含む発生件数
21,751

発煙・発火を含めた すべての発生件数。 廃棄物処理の現場で多数のトラブルが発生しています。

HOW A FIRE CAN OCCUR

不適切な排出から、発火に至るまで

リチウムイオン電池が他のごみに混入すると、 収集・処理の過程で強い力が加わり、 発煙・発火へつながる可能性があります。

一般ごみにリチウムイオン電池が混入するイメージ
01

不適切な排出・混入

電池が他の廃棄物に 紛れ込む

ごみ収集・処理工程で電池に衝撃が加わるイメージ
02

収集・処理工程

圧縮・破砕等による 強い衝撃

リチウムイオン電池が発煙・発火するイメージ
03

発煙・発火

施設や周辺設備への 被害リスク

出典: 環境省「リチウムイオン電池に係る火災防止と再資源化に向けた取組」

3 ACTIONS

安全に使い、正しく回収し、
次の資源へつなげる。

環境省は、リチウムイオン電池の取り扱いで重要な 3つの行動を「3つのC」として発信しています。

賢く選ぶイメージ
01 Cool chocie

01 賢く選ぶ

購入前に製品情報や安全性に関する表示を確認し、 適切な製品を選ぶ。

丁寧に使うイメージ
02 Careful use

02 丁寧に使う

衝撃や高温環境を避け、 異常を感じた場合には使用を中止する。

正しく捨てる、そして資源循環のイメージ
03 Correct disposal with better recycling

03 正しく捨てる、そして資源循環

リチウムイオン電池の有無を確認し、 自治体などが定める適切な方法で排出する。

出典: 環境省「リチウムイオン電池総合対策パッケージの策定について」

正しく選び、使い、適切な回収ルートへ。 それでも、発火リスクを完全になくすことはできません。

だからこそ、回収・一時保管の現場にも、
万が一への備えを。

スターライトは、材料技術と製品開発の両面から 被害拡大リスクの低減に取り組みます。
STARLITE BATTERY SAFETY PROJECT

電池を安全に循環させるために、
スターライトができること。

使用から排出、回収・一時保管、そして次の資源へ。 スターライトは、情報発信と材料・製品開発を通じて、
より安全な電池循環を支える仕組みづくりに取り組みます。

01 / INFORM

知る・伝える

リチウムイオン電池の安全な使用や排出、 火災リスクに関する情報をわかりやすく発信します。

02 / COLLECT

安全に回収・保管する

自治体や回収現場などで、
使用済み電池をより安全に一時保管するための製品・仕組みを検討します。

03 / PROTECT

技術で周辺を守る

高熱や飛散粒子から周辺設備・部材を保護する 断熱防護技術を活用し、 被害拡大リスクの低減を支援します。

知る・伝える 安全に回収・保管する 技術で周辺を守る
FROM PROJECT TO TECHNOLOGY

プロジェクトの考えを、 具体的な「備え」へ。

情報を伝え、安全な回収・保管の仕組みを考えるだけでなく、
万が一の発熱・発火時に生じる高熱や飛散粒子から 周辺設備・部材を守ることも、
スターライトが取り組むテーマのひとつです。

その技術的なアプローチが、断熱防護材「STARLITE AGNIS」です。
INSULATION & PROTECTION MATERIAL

STARLITE AGNIS

高熱や飛散粒子から周辺設備・部材を保護し、
被害拡大リスクの低減を支援する断熱防護材。

AGNISの加熱試験

AGNISは、薄型でありながら、 高温時の断熱性と高温加熱後の耐貫通性を備えた スターライトの断熱防護材です。

高温下で積層構造に空隙が形成され、 その空隙によって熱の伝達を抑えます。 また、所定条件での加熱後に耐貫通性を確認しています。 高熱や飛散粒子から周辺設備・部材を保護し、 被害拡大リスクの低減を支援します。

高温時の断熱性 高熱が周辺部材へ伝わることを抑え、 隣接する設備・部材の保護に貢献します。
高温加熱後の耐貫通性 飛散粒子による 周辺部材への影響低減を支援します。
薄型・取り扱いやすさに配慮 限られたスペースへの組み込みや 製品への適用を検討できます。
用途に応じた構成を相談可能 金属材など他材料との組み合わせを含め、 使用条件に応じて検討します。
APPLICATION この断熱防護材AGNISを、
回収・一時保管の現場へ。
AGNISペール缶
COLLECTION & TEMPORARY STORAGE

回収・一時保管の現場から、
万が一の発火に備える。

使用済みリチウムイオン電池の回収・一時保管時には、 異常電池の混入や予期せぬ発熱・発火への備えも重要です。

AGNISペール缶は、 ペール缶の内側と底部にAGNISを配置し、 万が一の発熱・発火時に 容器外周へ伝わる熱の低減を図る構成です。

回収・一時保管に 使用済み電池や小型バッテリーの 一時保管を想定
AGNISによる断熱防護 容器外へ伝わる熱の 低減を図ります
使用条件に合わせた構成 電池サイズや収納方法を 個別に確認

※対象となる電池、収納数量、使用環境等に応じて 仕様・採用可否を個別に確認します。

PRODUCT DETAILS AGNISの技術・性能や、AGNISペール缶の構造・仕様について 詳しくご紹介しています。
詳しく見る
FAQ

よくあるご質問

リチウムイオン電池を安全に使用・排出するための基本情報から、 回収後の火災リスク、スターライトの取り組みまでまとめています。

01

リチウムイオン電池を安全に使うために

なぜリチウムイオン電池は発火することがあるのですか?

リチウムイオン電池は、小型・軽量で高いエネルギーを蓄えられる一方、 強い衝撃や高温、製品の異常などによって発熱・発火につながる場合があります。 異常な発熱、膨張・変形、異臭・異音、液漏れなどの異常を感じた場合は、 そのまま使用を続けないことが重要です。

総務省消防庁「使うとき」
電池が膨らんだり、異常に熱くなった場合はどうすればよいですか?

使用・充電を中止し、無理に使い続けないでください。 特に、持てないほど熱い、膨張・変形している、異臭や異音がする、 液漏れしているといった場合は注意が必要です。 廃棄方法についても、電池の状態によって通常の回収ルートを利用できない場合があるため、 自治体やメーカー等へ確認してください。

総務省消防庁「使うとき」
リチウムイオン電池から火や煙が出た場合はどうすればよいですか?

まず自身と周囲の安全を確保してください。 無理に近づいたり、手に負えない状態で初期消火を続けたりせず、 必要に応じて避難し消防へ通報してください。 詳しい対応方法については消防庁の案内をご確認ください。

総務省消防庁 リチウムイオン電池総合対策ポータル
02

正しく捨てる・回収するために

リチウムイオン電池は一般ごみに捨ててもよいですか?

自己判断で他のごみに混ぜず、 お住まいの自治体が定める分別・回収方法を確認してください。 他のごみに混入すると、ごみ収集車や処理施設で圧縮・破砕された際に 発煙・発火につながる可能性があります。

総務省消防庁「捨てるとき」
使用済みのリチウムイオン電池はどこへ持っていけばよいですか?

まず自治体の回収ルールや、 製品メーカー・販売店による自主回収の有無を確認してください。 対象となる小型充電式電池については、 JBRCの協力店・協力自治体で回収している場合もあります。 ただし、すべての電池がJBRCの回収対象になるわけではありません。

JBRC「協力店・協力自治体検索」
JBRCの回収ボックスなら、どのリチウムイオン電池でも回収できますか?

すべての電池が対象ではありません。 JBRCでは対象となる小型充電式電池や回収条件が定められています。 回収対象か分からない場合は、 JBRCの案内や自治体・メーカー等へ確認してください。

JBRC「回収対象・回収方法」
膨張・破損した電池も通常の回収ボックスへ入れてよいですか?

膨張、破損、水濡れなど異常のある電池は、 通常の回収ルートでは受け付けられない場合があります。 自己判断で回収ボックスへ入れず、 自治体やメーカー等へ処理方法を確認してください。

JBRC「回収対象・回収方法」
リチウムイオン電池の「3つのC」とは何ですか?

リチウムイオン電池による事故防止と資源循環のために、 購入・使用・廃棄のそれぞれの段階で適切な行動を取ることを呼びかけるものです。 本ページでは「Choose wisely」「Handle with care」 「Dispose of properly & Resource circulation」として紹介しています。

環境省「リチウムイオン電池総合対策パッケージ」
03

回収された後にも備えが必要な理由

なぜごみ収集車や廃棄物処理施設で火災が起きるのですか?

他のごみにリチウムイオン電池が混入すると、 ごみ収集車での圧縮や処理施設での破砕などによって 電池に強い衝撃が加わり、発煙・発火につながる場合があります。 そのため、排出段階で適切に分別することが重要です。

環境省 リチウムイオン電池関連情報
正しく分別して回収すれば、発火対策はそれだけで十分ですか?

適切な分別・回収は非常に重要ですが、 回収された電池はその後も一時保管・運搬・処理などの工程で取り扱われます。 そのため本プロジェクトでは、 「正しく捨てる」だけでなく、 回収・一時保管の現場にも万が一への備えが必要だと考えています。

総務省消防庁「事業者の方へ・廃棄時の対策」
04

Battery Safety Projectについて

「バッテリーの発火対策プロジェクト」とは何ですか?

リチウムイオン電池が広く使われる社会で、 使用時だけでなく、排出・回収・一時保管・資源循環までを より安全につなげることを目指すスターライトのプロジェクトです。 情報発信、回収・一時保管方法の検討、 材料・製品開発などを通じて安全な電池循環を支援します。

AGNISとは何ですか?

AGNISは、高温時の断熱性と高温加熱後の耐貫通性を活かし、 高熱や飛散粒子から周辺設備・部材を保護するための スターライトの断熱防護材です。 詳しい技術・試験・製品情報はAGNISプロダクトページで紹介しています。

AGNISの技術・製品を詳しく見る
自治体や企業と一緒に取り組むことはできますか?

リチウムイオン電池の安全な回収・一時保管、 啓発活動、実証、製品活用など、 課題や現場条件に応じた連携についてご相談いただけます。 具体的なテーマが固まっていない段階でもお問い合わせください。

プロジェクト・連携について相談する

安全な電池循環を、
業界・分野を越えた
連携で実現する。

対象となる電池の種類、数量、設置場所、想定温度、必要な保護範囲が未確定でもご相談いただけます。現状の課題を確認し、BST-23やペール缶型保管容器を活用できる可能性を検討します。

実証・共同検討について相談する
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