熱中症の危険は5月から?早期の対策で労働災害や健康被害を防ぐ

熱中症の危険は5月から?早期の対策で労働災害や健康被害を防ぐ 働く現場の熱中症0プロジェクト

3月に入りましたが三寒四温と言われるように5日夜には東京都西部でも雪が降るなど急に冷えたりしています。

しかし、昨年の夏は厳しかったことを覚えていますか?

2023年は気象庁も「2023年の夏から初秋にかけては異常気象だった」と発表するほどの厳しい暑さで、福島県伊達市や石川県小松市で 40.0度を観測したり、猛暑日が京都市で43日、東京都心で22日といずれも過去最多となるなど酷暑となりました。

その暑さに対し、今からしっかり準備をしていきましょう。


実は5月から熱中症で搬送される


令和元年(2019年)から令和5年(2023年)までの5~9月間における熱中症搬送人数では、毎年5月にすでに千人単位で熱中症で搬送されているのがわかりますね。特に令和元年は4,448人と最も多く、都内でも32.6℃、北海道佐呂間ではなんと39.5 ℃を記録するなど、とてつもなく暑い5月だったのが原因です。


出典:総務省ホームページ(https://www.soumu.go.jp/

「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」(総務省)(https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf)を加工

通常は5月は暑い日がまだ多くなく、体が暑さに慣れていない状態で気温が急上昇すると、体が対応できず熱中症になりやすくなります。そんな5月を迎える前にできる対策にはどんな方法があるのでしょうか


暑熱順化で早期の対策をしよう


暑熱順化とは段階的に体を暑さに慣れさせることで、例えば汗をかくトレーニングで汗腺の働きを活性化させ、上手に汗をかける体を作っていけば熱中症のリスクを下げることができます。

おすすめのトレーニングはこの3つ。

・ 1回30分程度のウォーキングやジョギングなどの有酸素運動

・ 入浴で湯船につかる

・ 1回30分程度の筋トレやストレッチをする

普段の生活で少しずつ汗をかくトレーニングを重ね、体を暑さに慣れさせることが大事です。

ただし暑熱順化には個人差があり、2週間ほど必要な人もいます。できるだけ早期に対策を始め熱中症のリスクを下げていきましょう。


暑熱順化以外の熱中症対策


熱中症対策は暑熱順化だけではなく、ポイントは他にもあります。


旬のものを食べる


「初ものは縁起がいい」という言葉があるように、その季節のものを食べると栄養はもちろん、ミネラルなどいただけるので体の調子を整え健康を保てます。

これからの季節だと山菜や春キャベツ・新玉ねぎ、暑い夏はトマトやキュウリ、ナスなど体を冷やしてくれる夏野菜がおススメです。味付けは味噌や醤油などの発酵調味料を使ってうま味を加え、塩分の取りすぎには注意しましょう。

➡関連コラム:「熱中症予防に効果がある食べ物」

➡関連コラム:「塩分摂りすぎの『みえる化』と傾向と対策とは?」


涼しく暮らすための準備


夏服が無い、エアコンが壊れていてスグに使えない、そういった状態に陥ると暑い夏を乗り越えるのは難しいですよね。

衣替えを早めに行ったり、エアコンや扇風機がちゃんと使えるかを今のうちから確認して修理や買い替えるなどして涼しく暮らす準備をしましょう。

睡眠環境を整える


3月は気温も上昇し始め冬用の寝具だと暑く感じることがあり、睡眠の質にも影響します。寝具の入れ替えを行って睡眠環境を整え、睡眠の質を上げましょう。



暑くなる前に早めの対策をしましょう


2024年も暑くなるという見解も出ており熱中症の不安はつきないですが、早めの対策で熱中症のリスクを下げられます。生活スタイルも見直し、楽しみながら準備を進めましょう!



<PR>お互い見守れる「Me-mamo」で熱中症から作業者を守りませんか?


「Me-mamo」はヘルメットに取りつけるだけで外気温・温度・ひたい温度を測定。熱中症リスクが高まると音と光でお知らせします。周りの仲間のランプも点灯するので、危険になった仲間をいち早く察知できます。

  1. 休憩のタイミングを教えてくれる
  2. 周りの仲間にも知らせるので、コミュニケーション向上につながる
  3. 4段階のアラート設定で年齢や作業熟練度を考慮した見守りが可能
  4. 2ステップですぐに使え、面倒な設定やスマホは不要
  5. NETIS登録商品で安心

Me-mamoの紹介ページはこちら


お問い合わせ ページトップへ