年齢、体格、男女差で熱中症リスクは変わるのか?

年齢、体格、男女差で熱中症リスクは変わるのか? 働く現場の熱中症0プロジェクト

6月になり梅雨に入りました。
今年はラニーニャ現象の影響で梅雨明けが早くなる可能性があります。
人によって暑さに強かったり、弱かったりがありますが
今回は年齢、体格、男女差で熱中症リスクが違うのか?について説明したいと思います。

年齢による影響


気温や湿度の高い日は熱中症に注意すべきです。

その中でも、年齢によって注意する必要があります。乳幼児や高齢者も注意が必要です。
乳幼児は、体温調節機能が発達しておらず自分で体温調節が出来ません。

高齢者も暑さやのどの渇きを感じにくくなります。

水分が不足しやすくなることから脱水症状になる恐れがあります。

体格による影響


もう一つ要注意なのは肥満もしくは太り気味の方です。

脂肪細胞は熱を蓄えやすく逃がしにくい特徴があります。

一度体温をため込んでしまうと体温が下がりにくくなりますので注意が必要です。


男女別の熱中症死亡者数


1968年~47年間の男女別・熱中症死亡者数にも熱中症の傾向を見ることが出来ます。
男性では0~4歳、15歳~19歳、55歳~59歳、80歳前後。
女性では0~4歳、80~84歳に熱中症のピークがあります。

10代~60代では男性の方が熱中症で亡くなる人の数が多くなっています。
この理由としては、男性の方が青年期のスポーツの時、激しい運動を行っていたり中年期にかけては仕事による身体への負担が大きいためだと考えられます。

本当に熱中症の男女差はあるのか?


「暑い時期に熱中症対策を行っているか」についてアンケートが実施されています。

熱中症対策を行っていると回答した割合

・女性が79.2%

・男性は67.6%

男性の約3人に1人が対策をしていないことがわかりました。


データ引用:タニタ調べ(「熱中症に関する意識・実態調査2019」ニュースレター (tanita.co.jp))

さらに、実際に行っている対策について 「帽子を着用」、「日陰を歩く」、「外出・運動を控える」、「日傘を使用」など日差しを避けるための項目で男性は女性より大幅に少ない傾向です。
「水分をこまめにとる」、「扇風機・エアコンを使用」でも男性は女性を大きく下回っています。

男性の方が、熱中症死亡者数が多い背景として、熱中症対策に対する意識の低さがあると 見受けられます。最近では日傘をさす男性も少しづつ増えてきました。

男性だから、女性だからといった差は無くなってきたのかもしれません。


まとめ


熱中症対策の取組が男性の方が少ないものの、熱中症への耐性は変わらないものと思われます。
多少男性の方が体力があったり、女性の方が忍耐力があるなど個体差はあるかもしれません。

ただし、年齢については高齢になるほど代謝も下がり熱中症になりやすくなりますので
油断は禁物です。
体格についても、肥満気味だと脂肪は熱を蓄えやすく逃がしにくいので熱中症になりやすくなります。

共通していえることは、少しでも体調がおかしいなと感じたときは涼しい場所で休息を取り、からだをしっかり冷やすようにしてください。



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