暑さが効率を奪う?働く現場で試したい7つの対策

暑さが効率を奪う?働く現場で試したい7つの対策 働く現場の熱中症0プロジェクト

皆さん、仕事のパフォーマンスは毎日100%を維持できていますか?


病気や花粉症、腰痛、冷えなどの体調不良が影響し、100%を維持し続けることはなかなか難しいです。特に夏の暑い時期は、パフォーマンスが下がると感じる方が多いのではないでしょうか。


事前にしっかり対策しておくことで、パフォーマンスの低下を防ぐことが可能です。熱ストレスが仕事のパフォーマンスに与える影響について確認しましょう。


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プレゼンティーイズムとアブセンティーイズム


WHO(世界保健機関)は、健康問題に起因するパフォーマンスの損失を示す指標として「プレゼンティーズム」と「アブセンティーズム」を提唱しています。

・プレゼンティーズム
出勤しているものの心身の不調が原因で生産性が低下している状態

・アブセンティーズム
傷病によって会社を休む状態(欠勤や休職)

これらを引き起こす原因として、以下の例が挙げられます。

・花粉症をはじめとするアレルギー
・風邪などの感染症
・腰痛、肩こり、頭痛
・手足の冷え
・慢性疲労
・生活習慣病
・不眠やうつ病などのメンタルの不調
・二日酔い
・女性特有の疾患 等

プレゼンティーイズムによる見えない経済損失


プレゼンティーズムは、企業にとって大きな労働生産性の損失をもたらしますが、その損失額は見えにくいため実態把握が困難です。


厚生労働省保健局の「コラボヘルスガイドライン」によればプレゼンティーイズムによる損失は1人当たり年間約50万円にのぼると推定されています。実は、プレゼンティーイズムにおける損失は医療費にかかる費用を大きく上回っており、健康関連総コスト全体の約80%を占めています


プレゼンティーイズムによる損失は非常に大きく、企業はプレゼンティーイズムへの対策、つまり健康経営の推進が必要なことがわかります。


出典:「コラボヘルスガイドライン」(厚生労働省保健局)

https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000171483.pdf



小さな不調の放置が大きな疾患・トラブルの発生に


「仕事を休むほどではないから」と言って小さな不調を放置してしまうことで疾患へと進み、休職(アブセンティーズム)にまで至ってしまえば企業活動の原動力である人材の損失につながります。


また、不調が原因で起こる仕事のパフォーマンス低下は集中力や判断力の低下も招きます。それにより、ケガや事故といった労働災害の発生、不祥事の発生など、企業として深刻な事態を引き起こす危険もあります。



暑い時期、仕事のパフォーマンスは低下傾向に


暑さは不快感・発汗・熱中症など心身の負担を増大させます。


株式会社ライボの調査によると、88.8%の人が「夏の暑さは仕事のやる気減少に影響する」と回答しています。また、「仕事のやる気が最も低下する季節」として「夏」が1位となっています。このことから、暑さは仕事のモチベーションやパフォーマンスに影響を及ぼすと考えられます。

出典:「2023年 夏の働き方実態調査」(Job総研:株式会社ライボ)

https://job-q.me/articles/15259


熱中症が発生していないから安心とは言い切れません。頭痛やめまいといった熱中症の症状が起こっていなくても、集中力や判断力が鈍くなるといった意識の異常が生じている可能性があります。前述の通り、集中力や判断力の低下がケガや事故につながる危険性が高くなります。



熱ストレスによるパフォーマンス低下を防ぐ7つの行動


経済産業省の『健康経営オフィスレポート』 では、従業員の健康を保持・増進する7つの行動が示されています。こちらをもとにした暑さへの具体的な対策について紹介します。

健康を保持・促進する7つの行動

1.快適性を感じる
2.コミュニケーションする
3.休憩・気分転換する
4.体を動かす
5.適切な食事行動をとる
6.清潔にする
7.健康意識を高める

出典:「健康経営オフィスレポート」(経済産業省)

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/kenkokeieioffice_report.pdf


1.快適性を感じる

 
 ・扇風機やエアコンで室温を調節する

 ・通気性の良い衣服を着用する

 ・クールジャケットや通気孔付きヘルメット等を利用して体を冷やす

  ➡関連記事:「ファン付作業服をうまく使うポイントとは?」


2.コミュニケーションする

 
 ・メンバー同士で体調について声をかけあう

 ・挨拶や会話をすることで集中力や判断力が低下していないか確認しあう

 ・体調が悪いときは休みたいと言える職場雰囲気を作る


3.休憩・気分転換する

 
 ・冷房の効いた休憩室や冷却スポットを整える

 ・定期的な休憩時間を設ける

 ・休憩時間は規定通りしっかり休む

 ・体を冷やす飲食物を摂取する

 ・水分と同時に塩分も摂取する


4.体を動かす

 
 ・少しきつめで30分ほどの運動を続け暑熱順化を図る

  ➡関連記事:「熱中症リスクが高まる前に暑熱順化しよう」


5.適切な食事行動をとる

 
 ・朝食をしっかりとり、塩分や水分の補給を行う

 ・熱中症予防に効果がある食べ物を食事に取り入れる

  ➡関連記事:「熱中症予防に効果がある食べ物」

 ・お酒やカフェインの取りすぎに気をつける

  ➡関連記事:「アルコール・カフェインがもたらす熱中症リスク」

 ・過剰な塩分摂取に注意する

  ➡関連記事:「塩分摂りすぎの『みえる化』と傾向と対策とは?」


6.清潔にする

 
 ・汗をかいたときに体を拭いたり着替えたりできるスペースを設ける

 ・作業服やヘルメットなどをこまめに洗濯する


7.健康意識を高める

 
 ・熱中症やヘルスリテラシーについて職場で学ぶ機会を作る

 ・毎朝、健康状態をチェックする



まとめ


不調を放置しつづけることは仕事のパフォーマンスや健康に大きな影響を及ぼします。特に、暑さはプレゼンティーイズムを引き起こしやすいと言えます。

健康経営の推進や一人一人が体調管理を行うことで、誰もが活き活きと働ける職場を目指しましょう。





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